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嵐のような、というか嵐の週末

長い間、ブログが更新できなかったのには3つ理由がありまして。
まず最初の理由は、嵐。

サンダーストームというんですがね。
雷の嵐、です。
先週末、停電しました、なんと30時間も!
折しも、35度を超える猛暑というのに。
冷蔵庫の中は……嗚呼、無惨。

停電し、パソコンも電話も何もかもが死に絶えた朝、とある雑誌の連載のために、十年以上ぶりに手書きで書き上げ、でもよくよく考えたら、日本の読者にはあまりに遠い話だよね、ということで最終的に没になった荒原稿を、記録代わりに以下に添付しておきます。

************

 突然、停電した。

 息子を学校に迎えに行こうとしたら、突然、雷がとどろき、夜みたいに真っ暗になり、横殴りの雨が降り始めた。見る見るお隣の庭の巨木の枝が次々折れ、我が家の裏庭に落ちてくる。1回、2回と室内の電気が揺らぎ、
……そして消えた。

 最初は甘く見ていた。実はこの地域ではちょっとした雨でもすぐに停電するが、通常は1~2時間ですぐ復旧するものだったから。

 とにかく息子のお迎えだ、と車に飛び込んだところで、あれれ、ガレージのドアが開かない。あーん、電動式だったっけ。懐中電灯片手にはしごによじ登り、手動に切り替え、どうにかガレージを抜け出した。外では信号が全滅していた。不思議。車は互いに譲り合い、淡々と走っている。すごいなあ。みんな、相当に「停電慣れ」してるみたい。

 暗くなる前に夕飯を作らなきゃ、と思ったところで、またまた呆然。我が家って、オール電化じゃん。コンロが使えないよ~。こうなったらヤケだ。炭をおこして裏庭でバーベキューだっ、と思ったものの、今度は冷蔵庫の前でしばし考え込んだ。停電が数時間で復旧するなら、庫内の温度を上げないよう、冷蔵庫の扉は絶対に開けないほうがいい。でも、何日も復旧しなかったら? 冷凍庫の中身を冷蔵庫に突っ込み、巨大クーラーボックス化させた方がいいのかも……。
 結局その夜は、冷蔵庫を開ける勇気もなく、カセットコンロで餅を焼き、レトルトみそ汁をすすった。
 夜が更けていく。街中の電気が死んでいる。雨は上がり、つやつやの漆黒の空に満天の星。現実離れしてるよ、この光景。いったい、いつまで続くんだろう。

 情報収集したくて、電話の受話器を持ち上げたが、うんともすんとも言わない。近所の友人宅の電話も全滅だ。結局、携帯同士で連絡を取り合り、近所の友人から仕入れた情報は怖い話ばかりだった。
 曰く 「以前5日間も復旧しなかったことがあるのよ」 「ホテルに避難したことも」。
 ええっ、うそでしょー。

 ここは首都ワシントンDC近郊。日本でいえば川崎市や大宮市郊外の住宅地だ。そんな場所が、5日間も停電する? 
 日本だったらパニックだ。
 「電力会社は何してる!」と暴動だ。
 が、アメリカの人はいたって冷静。「夏の嵐の季節は停電が多いのよー」って、みんな、どうしてそんなに冷静なの? 
 夜のCNNニュースでも首都圏の停電は一切報道されなかったらしい。結局、「よくある話」なのか。

 一夜明けた翌朝。やはり電気は復旧していなかった。たぶん息子の学校は休みだろうが、もはや確かめるすべもない。テレビは死んでいる。電話も死んでいる。おまけに、古くてバッテリーがいかれた私のパソコン殿は、停電から数分後には休眠状態にお入りあそばされている。

 ……と、ここに至って気付いた。今日って雑誌連載の締め切り日じゃないの! がーん。

 そんなわけで、今回は十年以上ぶりに手書きで原稿なんぞを書いている。どこか電気のある街まで車を走らせ、国際ファックスを送るんだ。
 どうかどうか、来週の締め切りまでに電気が戻ってますように。

****************

ははは、確かに日本の雑誌に載せてどうなるもんでもないなー、と今さらながら笑っちゃうんですが、でもほんと、あの時は必死だったの。手書き原稿って、思ったより結構簡単に書けるものねえ。
ちょっとうれしかった。

結局、午後3時に停電し、翌日夜8時まで停電してました。
冷凍庫で半解凍された肉や魚を食べるのに必死で、「しばらく買い物はいらないなー」 と思っていたら、世間の人たちはcostcoなんかで大量の買い物をしてる。
「冷蔵庫や冷凍庫の中のものはどうしたの?」 と野球ママ友に聞いたら、

「あんた、冷蔵庫の中のものは全部捨てなきゃダメよ!」

とすごい勢いでみなに説得されました。
大量に買い込むけど、捨てる時も大量。
これ、アメリカ流?
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嵐、こわいねー!

うちは、Deck が崩壊しましたー。屋根もガレージもやられました!!〈涙)写真は、Mixi の「た、大変な事態に。。。」とかいうタイトルの日記に出てるので見てねー!(←嫌に明るい)
それから、4年ぐらい前のハリケーン・バーサの時には、うちは約一週間停電でした。(涙)というわけで、夕立の頃に、パンを焼き始めたりしないように気を付けてくださいねー!

ブログ楽しみに見ています。
息子も覗いているのでコメント控えていましたが…^_^;
雑誌連載、読めるのかなぁ。
雑誌名教えてもらえたら嬉しいです。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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