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ケネディーセンターの日本文化週間

先週末から今週末にかけて、ワシントンDCのケネディーセンターで日本の文化特集をやっております。狂言、バレエ、蜷川幸雄さんの芝居に、宮本亜門さんのミュージカルなどなど。
息子とは、亜門さんのミュージカル「ブンナよ、木からおりてこい」を、夫とは蜷川さんの「身毒丸」を見てきました。
それぞれ、とても楽しめました。

「身毒丸」 は開演前にナレーションでかなり詳しくストーリーを英語で説明したものの、舞台自体は完全に日本語。アメリカの人の目には、寺山修司のこの作品、どんな風に伝わったんだろうなあ。
舞台が終わった途端、隣のオバサンが大興奮で叫んでた。
「インクレディブル!」
なんとも怪しげな役者たちの存在感と、舞台演出と、音響に感動したらしい。

私の耳に残ったのは、
「家があって、屋根があって、お父さんがいて、お母さんがいて、子どもが2人いて、それが家族というものだ」 というお父さんのセリフ。
そうそう。
こういう価値観、あったあった。
息子が長じてこの芝居を見ても、もう、「あったあった」 とは思わないんだろうなあ。

それはそれとして。
今回のケネディーセンターでの催しの中で、ものすごい人気を誇っていたのが、ロボットたちでした。ペットセラピーの代用ともいえる 「ロボットセラピー」 で効果を上げた実績を持つ、パロちゃんとか。アシモとか。

でもたぶん、一番人気は、着物姿のアクトロイド。
アンドロイドとアクターあるいはアクトレスを掛けた名前らしい。

20くらいプログラミングされた質問があって、これを尋ねるとちゃんと英語で答えてくれる。
アメリカの大の大人たちが、奪い合うようにマイクを握り、
「どんな食べ物が好きですか?」
「あなたは何歳ですか?」
「お名前は?」
「アメリカをどう思いますか?」などと必死で聞いている。
ちゃんと答が返ってくると大喜び。
一方、うまく質問を理解してもらえず、奇妙きてれつな答が返ってくると、これまた大喜び。

いわゆる人型ロボットのどうしようもない不自然さから来る不気味さがかなり抑えられていて、その出来には関心した。
もっとも、その後、女子トイレで黒人女性2人のこんな会話を耳にした時は爆笑してしまったが。

「しっかしさーー。日本にはきれいなモデルとかいないのかねえ」
「ほんとだよね、何もロボットに受付嬢をやらさなくたってねえ」

思わず、「いや、日本にだってきれいな女優さんはいっぱいいるのよ」 と口をはさみたくなったが、でもよくよく考えたら、どんな女優さんだって、あそこまで人気者にはなれなかったかも。
「私は2年前に生まれました。でも生まれた時から18歳で、歳は取らないの」 なーんて答えるだけで、拍手喝采してもらえるんだもの。
いやはや、大したもんです。
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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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