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扉をあけてみたら……

庭のフキノトウが、もはやてんぷらにするには巨大化してしまったので、そろそろお浸しにしようかな、と思った。
夜8時。
夕飯の準備のため、庭のフキノトウを取ろうと、玄関のドアを開けたら………。





sakura from irene


一抱えもある桜の花束が、玄関先にどーんと置かれていたのだった。
封書が添えられている。
署名を見てびっくり。
うちの、イラン人の大家さんじゃないか!

私が、来月の家賃の小切手を送るとき、うっかりして300ドル近くも余計に払ってしまっていたらしく、昨夜、大家さんから、「金額、間違えてたよー」 とわざわざご連絡をいただいたばっかりだったの。
あれこれ迷惑かけちゃって申し訳なかったなー、と反省してたら、なんと、その金額間違いの小切手のコピーをわざわざ自宅に届けてくれたらしい。
で、その時に、この桜を持ってきてくれたのね。

「我が家の庭に咲いてる桜です」 とメッセージが添えてあった。

不覚にも、思わず、涙ぐんでしまった。
このイラン人の大家さん、震災の日からこちらが恐縮するくらい親切にしてくれるの。
「あやこ、家賃は急がなくても、いつでもいいからね」 とまで言ってくれた。
普段は人の2倍も3倍も、お金に細かくて、きっちりした人なのに。
今日だって、呼び鈴を押してくれればいいのに、きっと、遠慮して、帰っちゃったんだろう。

イランも地震の多い国だもんね。
何万人もの方がなくなるような震災に何度も遭った国だものね。

お礼のメールを書いた。
「今年の桜は、特別に美しいです。私にとって今年がアメリカで見る最後の桜になるから、だけでなく、あなたの暖かい心遣いに触れたからです」 と。

家中の花瓶を使って、桜をいけた。
我が家の中まで、春がやってきた!


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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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