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サンシャイン牧場と私。そして息子

知らない方、興味のない方にはまったく無関係の話題ですみません。
mixiなんかで人気のソーシャルゲーム、「サンシャイン牧場」 とやらに、思い切り遅ればせながら、参加してみたんです。
一応、「流行物は自分で試す」 が身上なので。
そのわりに、今回は、昨年秋から忙しかったり、ネット環境がぶった切られたりしたことで、随分と遅れての参加となってしまったわけですけど。
ところが、やっぱり、ああ、やめておけばよかった、って感じで、エライ目に遭っております。
いや、ニュースにもなったような、個人情報がダダ漏れした、とか、そういうんじゃありません。
単に、この 「牧場」 との付き合い方が分からない、というだけ。

ご存じない方に、簡単に説明すると、「サンシャイン牧場」 は、mixiというソーシャルネットワークの中で行うちょっとした育成ゲームみたいなもので。
畑でまず、野菜やら花を育て、それを売ることでコインや経験値を集める。
レベルが上がると、色々な高価な作物を育てられるようになり、実入りも増える。
ある程度、レベルが上がったところで、畑だけでなく、牧場で家畜を飼えるようになる。
こちらも、鳥の卵やら、家畜の肉を売ることで、コインや経験値がたまり、レベルも上がっていく。

野菜を育てる、といっても、やることは、水やりと虫とり程度。
ただし、「ソーシャルゲーム」 と呼ばれるだけあって、ソーシャルネットワークの中ですでにお友達として登録してある相手の畑に行って、相手の畑の土地が乾いていれば水まきをしてあげたり、害虫にやられていたら薬をまいてあげたりもできるんですね。
それだけでなく、相手の畑に虫をわざわざ入れることもできる。
ひどい行為のようだけれど、害虫におかされた畑は、その後に誰かが害虫駆除してくれた場合、収穫率がアップする、という仕組みになっている。
だから、お友達同士、相手の畑に虫を入れまくり、虫を退治しまくれば、お互いにハッピー、というわけ。
さらにさらに。
お友達の畑で熟した野菜や果物があれば、あるいは牧場に生み立ての卵なんかがあれば、これを勝手にとることもできる。
……って、それ、実社会でやったら、ドロボーじゃん。
と思うのですが。

これがmixiで爆発的人気となったのが確か去年の夏の終わりごろ。
アイテムなんかに課金するシステムができて、クレジットカードの情報がダダ漏れした、とニュースで大問題になったのが昨年11月だったか。
もはや、ほとんどの人が飽きて、今なお続けている人は、きっと、穏やかにこの牧場世界とお付き合いできる人だけ、になっているんだろう今になって、私が参加してしまったのでした。

以下、私の身に、息子の身に、何が起こったか、というのを日記形式にて……。

■1月7日 「サンシャイン牧場」 に参加する。

・最初は、自分の作物が育つのが待ち遠しい。
・お友達の畑に行って、せっせと水まきや、虫取りにいそしむ。
・「他人様の畑に虫を入れるなんて、頭ではそれが相手のレベルアップのため、と分かっていても、道義的にできないわー」 と、虫を入れるという行為には手をつけられない。
・同じく、「他人様の畑の作物を勝手にとるのは、ドロボーだもの」 とお友達の畑の作物には一切手を触れず。

■1月8日

・早くレベルアップして、いろいろ試してみたくなる。
・お友達に虫を入れてもらって、実際に収穫量が上がり、自分が得をする、ということを体験して以来、虫を入れてくれたお友達には 「お返し」 の気持ちで虫を入れてあげるようになる。
・他人の畑も、自分の畑も、一匹でも虫がいる状態のままにするのが耐えられず、数時間に1度の頻度でお友達全員の畑を何度も巡回し、虫退治と水蒔きを続けるようになる。
・そうこうするうち、他人の畑への愛着もわいていき、自分が世話をしているつもりになり、気づけば、すこし、収穫物をおすそ分けしてもよいかな~、という気持ちになってしまい、とうとう、他人様の収穫物に手を出すようになってしまう。

■1月9日

・何度も何度も他人の畑をチェックするのが面倒になり、結局、何時何分ごろ、誰の畑で何が収穫出来るようになるのか、収穫のタイミングのタイムテーブルを作成し、それに応じて、ネットにアクセスし、ひたすら他人様の畑から取りこぼしのないよう収穫するようになってしまう。
・「あと2時間起きていたら、これが獲れる」 という一心で、睡眠不足が削られ始める。
・そんな母親の異常事態に、息子が気づく。
・母親と同じように、息子もはまる。「母ちゃん、○○さんの畑で、そろそろイチゴがとれるはずだよ」 などと時計を見て、私を急かすようになる。
・私以上の几帳面さで、息子は、他人様の畑で水を撒き、虫を取り、収穫を繰り返すようになる。
・そうこうするうちに、レベルがあがり、牧場で動物を飼えるようになる。

■1月10日(つまり今日、だ)

・牧場の動物のあまりのかわいらしさに、息子がさらにはまる。
・息子は、他人様の牧場で、病気になっている動物があまりにかわいそうだといって、ひたすら、注射器を持って、治療にいそしむようになる。
・他人様の畑や牧場の構成が、ほぼ頭に入ってしまい、一目みただけで、何が育ち、何が消えたか分かるようになる。息子は、種を見ただけで、たいていの作物が当てられるような状態になってしまう
・「もはや、このゲームは、やめよう。親子で人間ダメになる」 と母 (つまり私) が宣言する。息子は、「鳥やらくださんを見捨てて、やめるなんてできない! 病気になっちゃう! 水飲み場の水がなくなっちゃう!」 と激しく抗議する。
・何をするでもなく、かわいい子どものタイガーだとか、その手の動物のアニメーションを息子が愛おしそうにぼーっと見ていることが増える。
・私は、昨日に引き続き作成した収穫タイムテーブルにもとずき、ひたすら他人様の畑からドロボーを繰り返す。

……とまあ、ここまで来るのに、わずか4日でした。
間違いなく、数時間、下手したら、10時間以上の時間を無駄にした気がします。

つくづく自分の、アディクション体質には参っちゃう。
なにより、その体質をひいているかもしれない息子が、これ以上、はまっていくのも怖いし。
だいたい、「他人のものを勝手に盗ったらドロボー」 とこれまで息子を育ててきたのが、水の泡、という気がするし。
「サンシャイン牧場」 を始めてから、パソコンの動きが妙に遅くなったような気がするのも気になるし。
だいたい、これ以上、他人様の畑や牧場で略奪を繰り返して、人間性を疑われたり、お友達を失ったりするのも怖いし。

みなさんは、この手の育成系ソーシャルゲームと、どうやって上手に付き合っているんでしょうか。
朝と夜寝る前に1度ずつチェックするだけにする、とか?
ふと思い出した時だけのぞきにいくだけにするとか?
なんか上手なお付き合いの仕方があったら、教えてくださいませ……とほほ。

(それにしてもmixiのお友達のみなさま。略奪を繰り返して、ごめんなさい)。

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プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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