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あやちゃんの野菜畑

別に、野球ばっかりして暮らしているわけではないのです。
一応、週刊ポストの連載 「ニッポンあ・ちゃ・ちゃ」 も真面目に書き続けているし、時々飛び込んでくる頼まれ仕事の締め切りを破ったこともありません。
コーラスも声楽のプライベートレッスンにもワクワクしながら取り組んでいるし、最近は少しずつピアノも弾き始めました。

そんな中で案外、暮らしを心地よいものにしてくれているのが、小さな庭の野菜畑だったりする。
春に2本、トマトをまず植えた。
それから、毎日のように使うバジルを3本、魚介類をおいしく食べるためのディルを1本、バターに刻み込むのが大好きなタイムを1本。
さらに、紫蘇は種から育ててもみた。
なんか、もっと作りたくなって、5月末になって、キュウリとナス、コリアンダー(香菜)も追加した。

日本でマンション暮らしをしていた時も、時々トマトやらバジルやら、育てたことはあった。
でも、6月上旬までは好調なのに、梅雨に入ると途端にお日様が足りなくなり、病気になったり、虫がついたりして、どうもうまくいかないことが多かった。
アメリカでは、庭に直まきできるし、おまけに梅雨もないこの気候だし、不気味なくらい植物が良く育つ。

スコールみたいに大量の雨がほんの数時間降り、あとはカンカン照り、みたいなサンダーストームの季節は、野球少年にとっては最悪なのだけれど、野菜や花にとっては過ごしやすい季節なんだろう。

トマトが特に巨大化している。
そもそも、2本のうち1本は、日本流に脇芽を掻き、1本立てに。
もう1本は、脇芽を掻かず、好きなように伸ばしてみた。
アメリカで野菜を作ってる素人の友人たちはみな、「1本立て? それ何?」 と言ったようなさまで、伸ばし放題に伸ばし、大量のトマトを収穫していたから。

1本立てと、伸び放題と、さあて、どっちが良いのか?

壮大なる大実験だったはずなのだけど。

結果は……。
どっちも伸び放題。

いや、実は、ある時期、不気味なほどトマトが伸び始め、葉が茂り始め、わけがわからなくなってしまったの。
最初は小さい小さい苗だったくせに、ベランダ栽培ではとうてい想像がつかないくらいにグングン伸びてきて、ある日、バタンと倒れたかと思うと、日当たりの良い場所を求めて、地面を這い始めた。

まるで生きてるみたいに。
……って生きてるんだけど。

ちょうど抜いたばかりのニンジン (葉っぱの天ぷらを食べるため、春終わりまで茂らせておいたの) の跡地に、地面を這いながらにじみより、あっちこっちの葉がお日様を向き、今度は上へ、上へ、と伸び始めた。
人間が、やれ、「打撃スランプだ」 とか、「雨で試合が流れた~」 とかうめいている間に、何時の間にやら、畑がすごいことになっていた。

遠目に見たら、トマトの苗が20本くらい群集しているような光景。
でも、実態は……脇芽を掻かずに伸ばし放題のトマトと、最初は1本立てだったはずの今や伸び放題のトマトが、横倒しになり、空き地を求めて、脇芽をグングン伸ばしている、の図。

今朝は朝5時に目が覚めたので、支柱を何本か立て、「地這い」 状態を解決すべく頑張ってみた。
あれこれ観察するうち、あまりに葉が密集しすぎて、これではお日様をいただけないぞ、とトマトがえらく文句を言っている気がして、今さらながら、脇芽を掻いた。
指でなんてとうてい掻けなくて、ハサミでチョン、とやった。

掻いた脇芽が、両手に3杯……。
もったいないので、大きな脇芽を2本、植えておいた。
収穫に間に合うとは思えないけれど、少なくとも根付いてくれるだろう。

トマトに押し倒されかかっていたディルは、実はすでに私の身長ほども伸びている。

■鮭の脱水シート包み

刺身でも食えると評判のCostcoの養殖生鮭の切り身2枚に、塩、胡椒、砂糖をまぶし、間にたっぷりのディルをはさんで、脱水シートに包む。あとはシートを何度か取り替えながら、数日間で、適度に表面がねっとりした感じに仕上がります。
ライムと塩を掛けて、白ワインにどうぞ。
うまいです。

なーんて、食べ方で消費しきれるわけもなく、最近は、とあるネット掲示板で教わったトマトサラダが我が家で好評。

■トマトのディル風味

トマトを、てきとうに切って、ワインビネガー(我が家ではホワイトバルサミコ酢を良く使う) とレモンと塩で和え、ディルをたっぷりちぎって入れる。だけ。
教えていただいたレシピでは、レモンの皮も刻んで和える、となっていて、それはそれでレモン風味がきいておいしいです。
オリーブオイルもたっぷり掛けるのが好みです。

なーんてことをし始めて、ようやく我が家でディルが大活躍なのでした。
ディルを押し倒そうと狙っているトマトも、早く収穫できたらいいなあ。

もっとも、春からずっと、この畑をウロウロしているシマリスやら、野鳥がいっぱいいるので、トマトは赤くなったものからひたすら、彼らにやられちゃうかも。

最近は、この畑を 「あやちゃんの野菜畑」 と呼んでいます。
名前をつけると、その分、愛着がわくのです。

現在、日当たりの良い表には、

・荒くれ地這いトマト (緑の実、多数) 2本と、脇芽出身トマト4本。
・背ほどものびたディル
・我が道を行ってるかのような、きれいな黄緑色のタイム
・地這いトマトにお日様を全部取られ、一向に伸びる気配のないナス2本
・これまた、トマトに抑圧されているキュウリ2本
・まだまだ株の小さいコリアンダー2本

一方、裏の小さな空間には、

・三つ葉 (ようやく茂ったぞ!)
・紫蘇 (日本食在店でなんと1本6ドル近くもした苗1本と、あとは種から育てたおチビちゃんが数本)
・蕗 (来年はフキノトウが食べられます~)
・葱
・オレガノ (これが雪の中で越冬したときは感動でした。多年草だったとは!)

という具合。

お陰で今年の食卓はなんか豊かです。
刺身や冷や奴、素麺を食べる時には、紫蘇を。
お茶漬けを食べる時は三つ葉を。(葉より茎が香り高いのね)
トマトとモッツァレラチーズのサラダ、あるいはトマトパスタを食べる時にはバジルを。
パンにバターを塗る時にはタイムを1本。
マリネ系やサラダにディル。
紫蘇やバジルは、収穫に成長が追いつけなくて、遠慮がちに取っているんだけど、
ちょちょっと庭につみに行ける幸せ。

今年は、ミョウガに手を出せなかったのがつくづく残念!
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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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