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息子の日本語崩壊中

きのうの息子との車の中での会話。

私  「昨日、布団かけずに寝てたけど、朝方、寒くはなかったの?」
息子 「ううん」
私  「え? 寒かったの?」
息子 「は?」

つまり、どういうことかというと、「寒くはなかったの?」 と聞いた私に、寒くなかった息子は、「うん、寒くなかったよ」 ではなく、「ううん、寒くなかったよ」 と答えたということ。

Didn't you feel cold?

に対して、寒くなかった時に、日本語のように 「はい(Yes)」 ではなく、英語のように 「いいえ(No)」と答えるようになってしまっているというわけ。

「あんた、それ、日本語だと逆だよ」 と指摘したら、息子は 「へ?」 という顔で、しばらく私が何を意図しているかすら分からなかったらしい。
ああ、愕然!

ほんの1年前には、英語で Didn't you...? とか Don't you...? とか聞かれるたび、Yes と No を日本流に平気で取り違えていたのに。私なんか今でも、一瞬、あれれ、と考えないと、Yes と No を正しく使えないのに。
そしてほんの半年前は、「日本語と英語って、そういう時は逆に答えるんだよねえ。混乱しちゃうよ」 なんて話していたくせに。

いまや、自分が正しく日本語を使えてない、という自覚すらなくなってしまっているらしい。
ひえええ。
あと1年余り、アメリカにいるこの息子の日本語が、どのように崩壊していくのかを考えると、ちょっと怖い。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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