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初めての独立記念日

アメリカ暮らしを初めて最初の独立記念日となったきょう、7月4日。
夫も、息子も、いないのだった。
あまりに気の毒がった私の政治談義友だちのエドが、自宅のパーティーに招いてくれた。
んなもんで、生まれて初めて、カリフォルニアロールなんか作っちゃったぜ。
実は結構簡単にできることを発見。しめしめ。
(完璧だぜ、と思って持参したら、なんとしょう油を持参するのを忘れてた私。最近はミソやしょう油を自宅においてるお宅も多いらしいんだけど、エドの家にしょう油はなかった。結局、マヨネーズで食べたのだった。ちゃんちゃん。)

エドの家に集まったのは、近所の老夫婦のフィリスとディック。
それから、ボスニアから難民として13年前にこの国に来たという夫婦、セナーダとモハメッド。

エドの家は、庭も、家の中も、バルコニーも、星条旗で飾られていて、ああ、アメリカの人はこんな風に独立記念日を祝うのか……としみじみしちゃった。
私がカリフォルニアロール(ただし、しょう油なし)、フィリスが野菜スティックとディップとチップスとワカモレ、セナーダが雑穀入りのクラッカーを焼いてきた。料理上手のエドの妻エディスは、コールスローに、ポテトサラダに、マカロニサラダ、さらにマリネした鶏肉とホットドッグをバーベキューしてくれた。

しかし、今回は妙にテーブルが健康的だ。
お野菜たっぷり。カロリー控えめ。
年齢層が高いからだろうか。
それとも、思い切り民主党支持の強い青い州メリーランドの文化ゆえだろうか。

この前、ポトマック河を一つ越えた赤い州バージニアで、バーベキューにお呼ばれした時は、見事、肉、肉、肉、といった感じのテーブルだった。
だいたい、パーティーの日に、一人で3品のサラダを作り、テーブルに並べるアメリカ女性なんて、初めてみたかも。肉より野菜が主役、なんてテーブル自体、初めてだわん。

会話のほうも、実に「青い州」らしかった。
「ところで、あやこ。ブッシュって日本での評判はどうなんだい?」

そうエドに聞かれて、思わず 「うーん、難しいところを突くわねー」 と苦笑いしたら、「その反応だけでだいたい分かったよ」 とみなに爆笑された。
「日本人って結構アメリカが好きな人が多いと思うんだけど、ブッシュ大統領が好きって人はあんまり多くないかも」 と正直に答えたら、「当たり前よ、アメリカでも彼を好きな国民なんてあんまりいないもの」 ってな具合で、みんなでワッハッハと笑っていたのだった。
テーブルの料理から分かる、彼ら彼女らの民主党支持度、って感じ。

テレビをつければ、DCのダウンタウンの特設ステージで誰かが懐かしのメロディーを歌い、花火がバンバンと上がっている。
老若男女が星条旗をはためかせ、腰を振り、踊りまくっている。
なんの陰りも迷いもなく、独立記念の日を心から祝っている、という感じ。
テレビのこちら側では、私たちがみんなで中国茶を飲みながら、この国について語り合う。

来る大統領選のこと。
オバマ氏の妻の発言について。
マケイン氏に勝ち目はあるのか、という問題について。
白人警官を殺めた黒人の容疑者が、刑務所で何者かに殺された事件について。
宗教について。(エドはユダヤ人で、セナーダ夫婦はイスラム教。異なる宗教を信じる者同士が集った時、この国の人は本当に上手に、無難に、話をまとめるなあ、といつも感心するよ)。

アメリカの年に一度の大事な記念日だから。
観光気分でDCのダウンタウンに花火を見に出掛けるよりも、
こんな風に家でバーベキューをしながら記念日を祝う普通の家庭のパーティーに混ぜてもらえて、極めておもしろかった。

でも、来年は家族でDCのダウンタウンに繰り出して、花火を、というより、大騒ぎしてるアメリカの人たちを観察してみたいな。
もうすぐ、アメリカに来て10カ月だ。
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プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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