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線分、半直線、そして直線

「信じられないほど簡単」 と息子がすっかり自信を取り戻した掛け算の授業がとうとう終わってしまった。
息子たち、現地校3年生が次に習うのは……geometry.
いわば幾何学、ですな。

本日息子が持ち帰った算数の宿題に、line segment, ray, line と出てきた時には思わず辞書を引いちゃったよ。
どうやら、線分、半直線、直線、と日本語では呼ぶらしい。

AとB、二つの位置を示す点があったとすると、

ABを結んだのが線分AB。
Aを起点に、Bを通って、永遠に伸びていくのが、半直線AB。
AとBを通り、両側に永遠に伸びていくのが直線AB。
(数学的な説明になってないが、許して)

こんなの、日本の小学校で習ったっけ???
記号まであるのよ。
半直線ABは、ABの上に、→という記号。
直線ABは、ABの上に、左右両側が矢印のこんな記号←→。
ぜんぜん知らない私なのだった。

仕方ないので、日本語で説明しつつ、英語の名前を覚えさせることにした。
しかし、line segment なんて、私も今日初めて聞いたよ。
しばらく、辞書を引き引き親子で算数の宿題を解く日々が続きそうだ。

英語はわからなくても算数ならどうにかなるんじゃないか、と思っていたが、まったくそうではないらしい。こちらでは算数といっても単純な計算問題なんてほとんど存在せず、多くが文章題や概念を問う設問。
どんな問題にも、「どうして答を導いたか、絵や数字や文字を使って説明しろ」 という問題が必ず付いてくる。だから、英語力がないとホントに困る。
「文字で説明」 なんて私だって無理だから、結局、息子は 「絵で説明」 に頼ることになる。

ただ、結果論だけれど、「絵で説明」というのは息子にとって、すごくいい訓練になってると思うな。
よく、掛け算と割り算と足し算と引き算のどれを使って良いか分からず、適当に問題に登場する数字を足したり引いたりしちゃう子がいるじゃない?
うちの息子もかつて、こういうタイプだった。
つまり、全然、問題の意味を考えず、機械的に解いちゃってたのだ。

こんな子には、図を描かせるのが一番、と聞いたことがあった。
日本にいた時、何度かやらせようと試みたが、そんなまどろっこしいことを息子が絶対やるわけないのだった。
でも、こちらに来てからは、さすがに英語で説明するよりは絵を描くほうがマシだと思ったらしい。
息子は毎日、算数の宿題で絵を描いてる。

最近、おもしろいことに気付いた。
そうこうするうちに、日本の補習校の問題を解く時も、問題の意味を少しは理解できるようになってきた気がする。
(あくまで、「気がする」 程度の変化なんだけどねー)。

「問題を解いた過程を文字や絵で説明しろ」 というのは、外国人泣かせの問題だけれど、子どもが算数を学ぶ過程ではとても大事な訓練なんじゃないかな。
 
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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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