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退職します。

突然ですが、仕事を辞めることにしました。
8月下旬、夫に米国ワシントンDC赴任の命が下り、さてどうしたものか、と。
会社では、休職は1年しか認められないし。
家族は、やっぱり一緒にいたい、と思うし。
あれこれ、あれこれ、あれこれと、かなり迷った末の結論が、
「いったん仕事を辞めて、家族みんなで渡米しよう」でした。

折しも、国の次世代育成法を背景に、社内に再雇用制度ができたばかり。子育てを理由にした退職の場合、あれこれかなり制限はあるものの、再雇用してもらえる、という制度です。
3年とか3年半とか先の帰国後、また、毎日新聞社にお世話になるかどうかは、その時になってみないと分からない気がします。
でも、今思うのは、私はこの仕事も、この会社の仲間も、本当に好きだったんだなあ、ということ。

夫の海外赴任の可能性は、もう随分と前から分かっていたことで、私自身も随分と長い時間をかけて出した結論です。
だから、いざ、具体的な退職の日取りが決まった後も、心の平静を保ったまま、淡々と退職に向けた日々を送れるだろう、と予想していたのですが……。

驚きました。
とんでもない!

いざ退職手続きが始まると、やはり無性に寂しいんですよね。
これは意外な発見でした。

今、一番ダメなのは、新聞で、見知った記者の書いた心を打つ記事を読んじゃったりした時。
「こんなに素晴らしい仕事を私は自ら手放すのか……」と情けなくなります。
記者生活17年余、言葉の持つ力に疑問を感じたり、自信を失ったりの連続だったけれど、結局のところ、私はやはり、言葉の力を信じていたし、それを大事にしたかったから、ずっとここにいたのだなあ、と。
今更ながら気付いたのでした。

まあね。
迷った時は、「未経験のほうを選ぶ」が信条なので。
40代で何を甘いことを! とあきれられてしまいそうだけれど、やっぱり1度の人生なら、最後の最後まで、あれもこれも試してみたい。
私にとっては、いわゆる「専業主婦」体験も、会社を辞める体験も、海外暮らしの体験も、未知のものだから、そこで自分がどんな風に悩むのか、迷うのか、あるいはカラカラと笑って歩いていけるのか、ものすごく不安で、そして、ちょっと楽しみ。

退職を前に悩んだり迷ったり落ち込んだりもしたわけですが、最後は、「どう転んでもたぶん、ただでは起きないだろー」と開き直れるあたり、やはり「不惑の歳」を超えた者の強みなのかも。

渡米までちょうど3週間。
残る仕事をきちんとすること。
そして……大の苦手の引っ越し作業。
ゆっくりピアノを弾く時間がないのが、かなりつらい!
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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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