スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

この夏の自由研究

親子で食い意地が張っているので、夏休みの息子の自由研究はいつも食べ物がテーマ。

1年生の時は、当時まじめにやっていた通信添削の実験テーマをそのままいただいた。
アイスクリーム作りの巻」。

2年生の時は、仙台に息子を預けすぎて、8月も下旬になって自由研究も読書感想文ものこっていることが発覚。夕飯用のスルメイカをそのまま自由研究のネタにした 「イカのりょうり」。

でももう3年生ですから、テーマくらい自分できめてもらおう、と今回は息子主導。
週末に仙台に旅行した時、遠刈田温泉で一泊したことから、安易に 「とうふ作り」 に決まりました。この温泉街には、むちゃくちゃおいしい豆腐屋さんがあるのよ。ここで豆乳とにがりを買って、固めるだけでもういいじゃん、という、安易な考えからスタート。

私は実は、ひそかに、「せっかく仙台には海があるのだし、海関係の実験ぽいのがいいなあ。海水から塩を作るってのはどうだろう?」 などと計画を立てていたのだけれど、「これは私の宿題じゃあないんだからっ!」 と涙を飲んで断念。
誰か、私に夏休みの自由研究の宿題を出して~って気分なのでした。

最初のハプニングは、豆腐屋さんがにがりを売ってくれなかったこと。
味で有名なお店ですもの。もしかして、秘伝の「にがり」なのかもしれません。がっくし。
スーパーに行くも、結局、健康食品としての「にがり」(米を炊く時などに入れるもの)が手に入っただけでした。これだと豆乳にどれくらいのにがりを入れていいか分かんないじゃん。
立ちこめる暗雲……。

「豆乳」って「まめのちち」なんだよ、というところから、牛乳ににがりを入れたらどうなるんだろうね、と話が転がりだした。
やってみるか? 牛乳豆腐。
さらに、ぐぐっと口をはさまぬよう我慢していた母ちゃんでしたが、ついついこの展開には我慢できず、「あのさ、牛乳にレモン汁を入れたらカッテージチーズができるって知ってる?」と口をはさんでしまったことから、「豆乳でカッテージチーズができるか?」もついでに実験してみることに。

息子が立てた予想は、こんな感じ。
豆乳でとうふ→○
牛乳でとうふ→×
牛乳でチーズ→○
豆乳でチーズ→×

ところがところが……。

にがりもレモン汁も、適当な量でやってみたら、予想外の結果に!

豆乳とうふ → なぜかドロドロ。固まらない。
牛乳とうふ → 量は少ないがしっかり固まる。
豆乳チーズ → 大量にできた。でも味は豆腐みたい。
牛乳チーズ → おいしい。でも量はちょっとだけ。

つまり、豆乳チーズと牛乳とうふが大成功!
本来成功するはずの、豆乳とうふは、ああ無惨!!
豆乳チーズはかなり不思議な味で、醤油をかけても、ハチミツをかけても、それなりにおいしくいただけました。牛乳豆腐のほうは、コクのある乳臭い豆腐って感じでしょーか。

ここまでの実験を、仙台で済ませ、あとは「まとめ」作業を残すのみ、という状態のまま、8月も下旬に突入。
数日後には夫婦とも夏休みを取り、北陸温泉旅行や北アルプス登山なども計画しているわけで、実質、宿題ができるのはあと3日くらい。
そろそろせっぱ詰まってきた状態だったのでした。

今回ありがたいのは、学校側が自由研究の参考資料として、「自由研究のコツ」というプリントを配布してくれたこと。ちゃんとまとめかたのコツとかも書いてあるのね。それによると、実験をまとめるには、

1実験のきっかけ
2自分の予想
3調べ方
4研究の結果
5感想と反省

の順番でまとめればいいんだって。ラクチンじゃん。

今年はもう、口述筆記みたいなのは嫌なので、最初にこの1~5について、何を書くか下書きを作らせた。あとは大きくそれを清書するだけで、それだと付きっきりでなくても大丈夫……なはず。
まあ、実際にやってみると、絵の具を使いたいと汲んできた水をフローリングにこぼしたり、平仮名や片仮名が思い出せなかったり (もう3年生なんですけど……とほほ)、思わぬハプニング続出。
結局、今夜は半分済んだだけ。
それでも、ほぼ一人でどんな作業もできるようになって、「息子の宿題」らしくなりました。

思えば、1年のアイスクリームや、2年のイカのりょうりなんて、まとめ作業は親がつききり。
あそこに文字を書けだの、ここに写真を貼ったら、だの、口も手も出しまくったのだっけ。3年にもなると、こういうのが自分でできるのねえ、とうれしいような、弱冠物足りないような。

だめだめだめだめ。
そろそろ、子離れ (というか、子どもの自由研究離れ、だろうか……)しなければ。
ああ、だれか、自由研究フリークな私に、自由研究の宿題を出してください……。

やってみたいことはたくさんあるの。
例えば、

・海から塩を取り出す。副産物としてできるにがりで豆腐を作ったり、塩の働きを調べるために、漬け物やらハムやらを作ったりした上で、塩の歴史を、「塩の博物館」などに行って調べる、とか。

・顕微鏡で色々な身近なものを観察し、スケッチする。そのスケッチをモチーフに、何枚かデザイン画を仕上げる、とか。

・知人の娘さんがやっていた、野菜をミキサーにかけた繊維で「食べられる紙」を作る、というもの。どうせなら、紙の歴史に絡めて、パピルスってどんな植物なのか調べて、日本で似た植物の繊維で紙を作れないか実験したり、日本和紙の紙漉体験をしに行ったりもしてみたい~。

・雨降りの時、傘を差したまま足元も構わず走るのと、出来るだけ濡れないようにゆっく歩くのと、結局どちらが濡れずに済むのか(私の永遠のテーマだわ)を、何度も何度も地道な実験を繰り返す、というのも楽しそう。

・かまぼこ実験! まず、魚を卸すところから始め、かまぼこを作る。さらに塩の働きで、魚のすり身の弾力が増すあたりの実験も。身のまわりの野菜なんかをうまくつかって、カラフルな変わりかまぼこを作ったりしちゃうのも楽しそう。

・納豆実験。市販のいくつかの種類の納豆を茹でた大豆にまぜ、保温し、それぞれ出来上がった納豆の味を比べる。さらに、農村に出向き、わらを入手し、今度はわらについた納豆菌で昔ながらのわらに包まれた納豆が作れるか挑戦。あとは図書館で、納豆の歴史や、大豆関連食品がそれぞれいつの時代に発明されたか、などを年表にまとめる……。

書き出すと切りがないよ。
わかってます、わかってますって。
はい、仕事が忙しいんです。
ちょっと逃避したい気分なんです。
ルーティーンワークに追われてる時って、なぜか、「自由研究」という響きはたまらんものがあるわけです。
やっぱり、「自由」って響きのせいでしょーか。

私も、自由研究の宿題と、それからついでに40日もの夏休みが、ほしいのでありました。

スポンサーサイト
プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSリンクの表示
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。