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ダルビッシュのヌード

ダルビッシュが脱いだ、というから、一度、見ておきたいもんだ、とは思っていた。が、掲載紙が「anan」と聞いて、ひるんだ。
だってさ。
アンアンを立ち読みしてる40代というのもみっともない気がするけれど、
アンアンをレジに持って行くオバサンというのも同じくらいみっともない感じがして。
では、どうやってアンアンを入手すれば良いのだろう……。
結局、勇気がないのであった。

会社の女性社員同士で、ダルビッシュのヌードの話題になった。
「見たいよね」
「うん。見たい。でもどの本屋でも売り切れらしいよ」
「案外、この会社の1階の書店あたりじゃ、まだ売り切れてないかも……」
「やっぱり、新聞記者たるもの、話題ものにきちんと目を通すのって仕事の一環よね?」

「仕事の一環」の大儀を得た私は強い。すぐに、1階の書店に電話した。
「毎日新聞のおぐにですが。アンアン、まだあります?」
いつもの、お仕事用の声。やった~! ちゃんと、1冊、残っていたのだった。早速、取り置いてもらう。
すぐに取りに行くと、いかにも、がっついてる感じがしちゃうかも、とかあれこれ気を遣い、十数分後に本屋へ。

書店のレジの男性が、「袋に入れましょうか?」と聞いてきた。
「いえ、いりませーん」。
あくまで仕事目的での購入だと言わんばかりに、必要以上に胸を張っちゃう私。

で、肝心の内容ですが……。
表紙の写真が、「全裸でベッドイン」的なものだけに、どこまで脱ぐんだろう、と妄想を誘うわけですが、雑誌に掲載されていた数枚のヌード写真についていえば、
「へ? これだけ?」
と拍子抜け。
(それとも、私の期待し過ぎだったんだろうか?)

なんでかなあ。
あんまり、ヌード! って感じがしないのであった。
これまた女性同士でワイワイワイ。

「なーんかさ、期待外れよね」
「でも、ダルビッシュを脱がせた、って点で、企画勝ちとは言えるよね」
「確かに。もう芸能人のヌードとかに意外性もないし。スポーツ選手ってねらい所かも」
「今、脱がせて一番話題になるスポーツ選手って誰だろ?」
「そりゃ、間違いなく、ハンカチ王子でしょ」
「いいねえ、話題性では最高よね」
「ハニカミ王子は?」
「あれは若すぎて、ダメなんじゃない?」
「いや、案外、すごいことになるかも」

気付けば、もくもくと無言で仕事をする男性記者たちの前で、女性ばかりがヌード談義に花を咲かせていたのだった。

それに気付いた私が思わず、「でもこういう会話ってさ、男性がかつて職場でしては、セクハラのレッテルを貼られたんじゃなかったっけ?」。
先輩記者は 「これはいいのよ。だって仕事の一環だもの。それにこの程度の話を嫌がるようじゃ、新聞記者はつとまらないでしょ~」。
私は苦笑しつつも、「いや、その一言って、かつて女性記者たちが職場に貼ったヌード写真をセクハラだと抗議した時に、男性上司や同僚に 『こんなことを気にするようじゃあ、新聞記者失格だ』 とか言われたのに何か似てない? まずいよ。まずい。私たち、絶対、オヤジ化してる……」

しばしみなで、反省したのだった。

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プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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