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★無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 (著・勝間和代)

★無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 (著・勝間和代)

私、たぶん、勉強好きだと思う。
子ども時代から勉強が苦になった記憶もあんまりない。
就職してからも、忙しければ忙しいほど、あれこれ勉強したくなる。
ピアノなんかもたぶんそう。
が、この本を読んでつくづく痛感。
私にとって、勉強は趣味なんだな。
あるいは、私が勉強の範疇にいれていたものは、全部趣味だった、というべきか?
だから、「勉強」と「年収アップ」をつなげるという発想が、ぜーんぜんありませんでした。
これって会社員ボケだろーか。
それとも、器用貧乏のなれの果て?

著者はいいます。
勉強を続けられないのはモチベーションが上がらないから。勉強を無理なく続けるためには、勉強すればするほど幸せになればいい。すなわち、勉強することによって年収が実感できるスピードであがっていけばいい。つまり、年収増につながる勉強をし、実践の場で生かすのが肝要だ、と。

以前よりは崩れつつもなお、年功序列の賃金体系が未だ残る会社に勤める身だったから、私にこういう発想がなかったのか。
それとも、単にこういう性格なのか。

本書にこんな一文があります。

間違えてはいけないのは、同じ勉強でも、基礎スキルアップのための勉強と教養のための勉強は違う、ということです。当然、年収アップに直接つながる、つまりモチベーションが続くのは、基礎スキルですから、まず、こちらが必要です。(略)
一般に、子どものころから優等生の、一見勉強熱心な人は、とかく教養のための勉強に走りがちですが、たいてい職場の雑学博士になってしまうだけです。(略)
今行っている仕事につながらなければ、他人の目には、雑学にしか見えません。


思わず大爆笑してしまった。
確かに確かに!
元優等生タイプだわ、私。
年収アップとか無関係にピアノ弾いたり、本読んだり、語学勉強したりしちゃうわ、私。
おまけにピアノなんか、我が職場では「雑学」にすらならないよ。
でもなあ。
「他人の目には雑学にしか見えない」と言われても、そもそも他人からどう見えるかと「幸せ」は、無関係と言い切ることはできないにせよ、そう重なる尺度でもない気がする。

人知れずピアノ弾いてて、弾けなくて悔しくて、ばかみたいに時間とお金をつぎ込んで、それで出せた一つの音が、翌日の仕事の活力、思いのこもった記事1本につながる……そんなことだって、あると思うんだなぁ。
おまけに、はっきりしてることは、私は、「明日のより良き記事」のために下手なピアノを弾いてるわけでもないんだよな、間違いなく。
そして、このうえなく、幸せでもあるんだよな、きっと。

ただし。
この本を読んでよく分かったことは、趣味のための勉強だとここまで徹底した手法で自分を追い込んでいくことはできないだろうな、ということ。そして、ここまでやれる人には、ほんと、頭が下がっちゃうな、とも。

実は最近、ある先輩記者から、私の「あれもこれもほどほどで幸せ」状態について、「恵まれた能力を磨く努力を怠っている。時間をどぶに捨てている」 的な助言 (本当に心と熱意のこもった厳しくもあたたかい助言)をいただいたところ。
ちょっと悩んだりもしているのです。
思えば20年前(つまり大学生時代)、当時大好きで、大尊敬していた山口泉さんという作家さんから、「おぐにの欠点は向学心だな」と指摘されたんだっけ。長く、あの言葉の意味をつらつら考えてきたけれど、良くも悪くも私、今はそこまで向学心とかない気がする。

それとも、案外、追いつめられたら、昔ながらの向学心に燃えちゃったりするのかな。
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プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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