先週末、息子の少年野球の仲間で1泊2日の合宿に行って参りました。
監督夫妻とコーチ陣と子どもたちと親。
喜んで夫婦で参加してるのなんて、ほとんど我が家だけ。
どこもお母さんだけ。
なんでかなあ。
子どもの野球観戦は、夫婦でああだこうだ言い合いながら見るに限るのに!
苦しいのは、炎天下のグラウンドで野球を見ながら、残念ながらビールを飲めないこと。
少年野球文化では、ビールはNGなんだそうです。
「大丈夫。高校野球になったら、球場でビール飲んでもOKなのよ」と、先輩ママさんに教わったけど、まさかあと10年も息子が野球を続けてるとも思えないしなあ。
運動部の経験のない私には、少年スポーツの世界はキョーレツな異文化体験でもあります。
お茶出し当番は女の仕事。
合宿でのユニホームの洗濯も。
一方、重い物の運搬は全部コーチとOB中学生がやってくれる。
独特の男女性別役割分担文化が確立している。
でもさすがに、炎天下で子どもに野球を教えてくれている男性コーチ陣のご苦労を思うと、「お茶出しや洗濯くらい当然だろ」という価値観もありかな、という気がするのもまた事実。
もっとも、私がものすごい野球が得意な人間だったら、男コーチ陣に混じってコーチデビューし、一方、夫に「お茶出しや洗濯は僕もやりますから〜」とわざとお母さんたちの仕事に割って入らせて、ここの男女役割分担文化を大いに変革してみたかった、とは思うけど。
こればかりはどうしようもないのです。
何しろ私、お母さん仲間の中でも野球は最も下手な部類。
おまけに、気が回らないからお茶出しや洗濯といった「ママ仕事」のほうも当然苦手。
まあ、ちょっとばかし自信があるのは、応援かな。誰より声だけは大きいもの。……って、これじゃ意味ないか。
いまだに保護者のことは「父兄」だし、目くじら立て始めたら色々あるのだけれどね。家庭では圧倒的な「目くじら女」を自認する私がなぜか、この少年野球チームの世界では「郷に入っては郷に従え」な気分で参加しちゃっているから、ここが何より不思議。
なぜかな。
一番はやっぱり、地域のお父さんたちが休日返上で、必死で子どもの相手して、子ども一人一人の気持ちを考えて、寄り添ったり、怒鳴ったり、試合で負ければ一緒に悔しがったり、他人の子の成長に本気で感動したり、そういう場面を何度も見せてもらったからなんだと思う。
「親にしかできないことがあるように、親にだけはできないことがある」「子どもの成長には、親でも先生でもない信頼できる大人の存在がとても大事」が持論なんですが、そういう意味では、うちの息子はこの野球チームで「親からは与えてやれないもの」をたくさん受け取っているんですね。
だったら、少々暑かろうが、だるかろうが、私は私なりに、どこかの子どもにとっての「親ではない大人」になるよう努力したいもんだ、とも。
そんなこんなで、自分の息子が「地域に育てていただいている」ということへの感謝の気持ちが、このめくるめく独特の男女役割分担文化への反発をあっさり乗り越えちゃったというわけでしょう。
それに異文化というものは常にスリリングで観察しがいがあるわけだし。この際、楽しんじゃうのが一番かな、と。
そうそう。
合宿の紅白戦で、息子が初マウンド体験をしました。
といっても情けない話で、せっかく上級生が「誰かピッチャーやりたい?」と低学年に声をかけてくれたというのに、引っ込み思案の息子は一瞬小さく手を挙げたものの、ほかの女の子がさっと手を挙げて、いざジャンケンとなった途端、「やっぱりいいです」と引き下がった。
夫婦で「あの性格じゃあ、ピッチャーは無理だよなー」などと語り合っているうちに、3イニング目に見かねた面倒見の良い高学年の男の子が「おまえもピッチャー、やってみるか?」と息子に声を掛け、マウンドで「まだ投げたい」と言い張ってる女の子をわざわざ説得し、息子をマウンドに送り出してくれた。
なんともはや。
ここまで消極的な性格も考え物だよな。
ただしマウンドではよく頑張った。
のっけから中学生3人にポンポン打たれ、無死満塁。
そろそろ泣いてマウンドを降りるかなーと思っていたんだけど、次の4年生の男の子を一人三振に取って少し気が楽になったんでしょう。
次にバッターボックスに立った同級生の女の子にボールを投げる前に、息子はチームのキャプテンにいきなり声をかけ、こうのたまったらしい。(らしい、というのは、この辺りから「お母さんのお仕事」のため試合観戦できなかったから。以下は、夫からの伝聞)
「ねえ、どうする? 打たせて取る?」
夫があとで、「守備についてる仲間がピッチャーに『打たせていいぞ』と言うのは聞いたことがあるが、ピッチャーが自ら守備についてる仲間に『打たせて取る?』と聞いたシーンを初めて見た。そもそも、あいつ、コーナーを突くピッチングどころかストライクを入れるだけでせいいっぱいのくせに!」と笑い転げていました。
結局、この女の子も三振に取り、二死満塁。
最後は5年生をセカンドゴロにしとめておしまい。
息子、初マウンド体験にして初奪三振でありました。
お情けたっぷりの紅白戦ですけどね。
あとで息子に、「本当にピッチャーをやりたいなら、『やりたい』と自己主張したほうがいいよ。いつも周囲が『おまえ、投げるか?』とお膳立てしてくれるのを待ってたら、ピッチャーの座なんて手に入らないよ」とだけ言っておいたのですが、なぜかこれが息子の闘争心に火を付けてしまったのかどうか……。
夏休みに仙台のジジババ宅にまた一人旅に出そうと思っているのに、「練習を休みたくない。ポジション争いは始まってるのに」とかいう。
あのねえ。
あんたたち低学年チームは1年坊主2人を混ぜて9人ぎりぎりなの。
3年生は1人しかいないの。
ポジション争いとか言う前に、あと2人くらい入部勧誘しないと、公式戦に出られない事態なのよ。
……と内心、あきれたんだけど、一応言わないことにした。
野球合宿の翌日の今日は朝6時起きで大阪日帰り出張。きつかった〜。
新幹線に乗って5分後には爆睡。起きた時には到着。往復ともこんな感じ。おまけに太ももは筋肉痛(ちょいとグランドを走っただけなのに〜)、もうボロ雑巾状態です。
監督夫妻とコーチ陣と子どもたちと親。
喜んで夫婦で参加してるのなんて、ほとんど我が家だけ。
どこもお母さんだけ。
なんでかなあ。
子どもの野球観戦は、夫婦でああだこうだ言い合いながら見るに限るのに!
苦しいのは、炎天下のグラウンドで野球を見ながら、残念ながらビールを飲めないこと。
少年野球文化では、ビールはNGなんだそうです。
「大丈夫。高校野球になったら、球場でビール飲んでもOKなのよ」と、先輩ママさんに教わったけど、まさかあと10年も息子が野球を続けてるとも思えないしなあ。
運動部の経験のない私には、少年スポーツの世界はキョーレツな異文化体験でもあります。
お茶出し当番は女の仕事。
合宿でのユニホームの洗濯も。
一方、重い物の運搬は全部コーチとOB中学生がやってくれる。
独特の男女性別役割分担文化が確立している。
でもさすがに、炎天下で子どもに野球を教えてくれている男性コーチ陣のご苦労を思うと、「お茶出しや洗濯くらい当然だろ」という価値観もありかな、という気がするのもまた事実。
もっとも、私がものすごい野球が得意な人間だったら、男コーチ陣に混じってコーチデビューし、一方、夫に「お茶出しや洗濯は僕もやりますから〜」とわざとお母さんたちの仕事に割って入らせて、ここの男女役割分担文化を大いに変革してみたかった、とは思うけど。
こればかりはどうしようもないのです。
何しろ私、お母さん仲間の中でも野球は最も下手な部類。
おまけに、気が回らないからお茶出しや洗濯といった「ママ仕事」のほうも当然苦手。
まあ、ちょっとばかし自信があるのは、応援かな。誰より声だけは大きいもの。……って、これじゃ意味ないか。
いまだに保護者のことは「父兄」だし、目くじら立て始めたら色々あるのだけれどね。家庭では圧倒的な「目くじら女」を自認する私がなぜか、この少年野球チームの世界では「郷に入っては郷に従え」な気分で参加しちゃっているから、ここが何より不思議。
なぜかな。
一番はやっぱり、地域のお父さんたちが休日返上で、必死で子どもの相手して、子ども一人一人の気持ちを考えて、寄り添ったり、怒鳴ったり、試合で負ければ一緒に悔しがったり、他人の子の成長に本気で感動したり、そういう場面を何度も見せてもらったからなんだと思う。
「親にしかできないことがあるように、親にだけはできないことがある」「子どもの成長には、親でも先生でもない信頼できる大人の存在がとても大事」が持論なんですが、そういう意味では、うちの息子はこの野球チームで「親からは与えてやれないもの」をたくさん受け取っているんですね。
だったら、少々暑かろうが、だるかろうが、私は私なりに、どこかの子どもにとっての「親ではない大人」になるよう努力したいもんだ、とも。
そんなこんなで、自分の息子が「地域に育てていただいている」ということへの感謝の気持ちが、このめくるめく独特の男女役割分担文化への反発をあっさり乗り越えちゃったというわけでしょう。
それに異文化というものは常にスリリングで観察しがいがあるわけだし。この際、楽しんじゃうのが一番かな、と。
そうそう。
合宿の紅白戦で、息子が初マウンド体験をしました。
といっても情けない話で、せっかく上級生が「誰かピッチャーやりたい?」と低学年に声をかけてくれたというのに、引っ込み思案の息子は一瞬小さく手を挙げたものの、ほかの女の子がさっと手を挙げて、いざジャンケンとなった途端、「やっぱりいいです」と引き下がった。
夫婦で「あの性格じゃあ、ピッチャーは無理だよなー」などと語り合っているうちに、3イニング目に見かねた面倒見の良い高学年の男の子が「おまえもピッチャー、やってみるか?」と息子に声を掛け、マウンドで「まだ投げたい」と言い張ってる女の子をわざわざ説得し、息子をマウンドに送り出してくれた。
なんともはや。
ここまで消極的な性格も考え物だよな。
ただしマウンドではよく頑張った。
のっけから中学生3人にポンポン打たれ、無死満塁。
そろそろ泣いてマウンドを降りるかなーと思っていたんだけど、次の4年生の男の子を一人三振に取って少し気が楽になったんでしょう。
次にバッターボックスに立った同級生の女の子にボールを投げる前に、息子はチームのキャプテンにいきなり声をかけ、こうのたまったらしい。(らしい、というのは、この辺りから「お母さんのお仕事」のため試合観戦できなかったから。以下は、夫からの伝聞)
「ねえ、どうする? 打たせて取る?」
夫があとで、「守備についてる仲間がピッチャーに『打たせていいぞ』と言うのは聞いたことがあるが、ピッチャーが自ら守備についてる仲間に『打たせて取る?』と聞いたシーンを初めて見た。そもそも、あいつ、コーナーを突くピッチングどころかストライクを入れるだけでせいいっぱいのくせに!」と笑い転げていました。
結局、この女の子も三振に取り、二死満塁。
最後は5年生をセカンドゴロにしとめておしまい。
息子、初マウンド体験にして初奪三振でありました。
お情けたっぷりの紅白戦ですけどね。
あとで息子に、「本当にピッチャーをやりたいなら、『やりたい』と自己主張したほうがいいよ。いつも周囲が『おまえ、投げるか?』とお膳立てしてくれるのを待ってたら、ピッチャーの座なんて手に入らないよ」とだけ言っておいたのですが、なぜかこれが息子の闘争心に火を付けてしまったのかどうか……。
夏休みに仙台のジジババ宅にまた一人旅に出そうと思っているのに、「練習を休みたくない。ポジション争いは始まってるのに」とかいう。
あのねえ。
あんたたち低学年チームは1年坊主2人を混ぜて9人ぎりぎりなの。
3年生は1人しかいないの。
ポジション争いとか言う前に、あと2人くらい入部勧誘しないと、公式戦に出られない事態なのよ。
……と内心、あきれたんだけど、一応言わないことにした。
野球合宿の翌日の今日は朝6時起きで大阪日帰り出張。きつかった〜。
新幹線に乗って5分後には爆睡。起きた時には到着。往復ともこんな感じ。おまけに太ももは筋肉痛(ちょいとグランドを走っただけなのに〜)、もうボロ雑巾状態です。
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