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「学校に行かない!」。涙の朝。

明日はいよいよ3学期の終業式。
「授業は今日で最後だねえ。結局この1年、1日しか休まずに済んだねえ」と私。
のどかないつもの朝の光景。

ところが。
時間割をあわせ、学校に行く準備をしていた息子は(前夜ではなく出発直前に大あわてでやるのが我が家の恒例)、突然、いらいらとし始め、バタン、ドタンと物に八つ当たりを始めた。
はて、どうしただろう?

今朝は夫のほうが出勤が早かったので、「おい、何を怒ってんだ?」と息子に一声かけて夫が出勤。
続いて、息子が出発。
「いってらっしゃーい」と送り出してしばらくしたら、息子が帰ってきた。
泣いている。

「やっぱり学校に行かない」

そうかそうか。よしよし。
しばらく抱いてやる。
息子は黙って泣くだけで何も言わない。
私は抱きしめながら、頭の中で、「とりあえず、あの取材の間だけベビーシッターさんを頼んだら、休ませてもどうにかなるか……」と仕事の算段を付け終わる。
「休もっか」
そう言おうとしたその瞬間、息子はぐいと涙をぬぐって自分からまた扉を出て行った。

スリッパ姿のまま追いかけ、エレベーターの前でもう一度抱きしめ、「母ちゃんの元気を取りあえず全部、君にあげよう。ピーガガガガガガ」とまるで子供だましの技をかける。
本当に本当にどうしようもなくて弱音をはきたかったら、「やっぱり学校に行かない!」ともう一度言える場面をこれでも作ってやったつもり。

それでも息子の決心は取りあえず変わらないようで、「行く」と私の手を離した。
うん。了解。
行ってらっしゃい。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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