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血だらけのキャッチボール

……というタイトルは大げさだけど。
野球に夢中の息子は、私がタンスに的(まと)を書いた紙を貼ってやると大喜び。毎夜毎夜、ゴムボールでばしーん、ばしーんと的当てにいそしんでいます。
もう一ひねりして、笑える遊びにしたくなったのは私。
「よし、次は母ちゃんのお尻を狙え!」
と、寝っ転がってお尻を向け、息子に尻を狙わせてみたのだった。
(こうやって書くと、あきれるほどバカっぽいよな、この遊び)。

お尻に当たるたび、親子で大爆笑。ものすっごく盛り上がっていたのですが……。

顔だけは守ろう、とプラスチックの蓋みたいなもので顔を隠していたところ、息子の剛速球(といってもゴムボールなんだけどさ)が、そこに見事に命中。

ぱっこーーーーーーーーーーーーーーーーーん!

プラスチックのせいで、ひたいが3センチ切れました。尖ったもので顔を守ろう、なんて愚かすぎました。血が出ました。
むちゃくちゃ痛かった。

けど、あまりの自分の愚かさに爆笑してしまったのでした。
子どもに尻狙わせてどうするんだよ。
おまけに、顔を守るのに、尖ったプラスチックを使うなんて。
おまけに血を流して笑ってるなんて。
あほあほあほあほあほあほ!

笑い転げる私の額の血を、息子は申し訳なさそうに拭いてくれたのでした。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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