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「いじめはどうして起こるの?」

眠る前に死刑制度の話しなんかしたから、絶対にこいつ、うなされるぞ、と思っていたら、案の定、息子は明け方、「母ちゃん……怖い夢みた」と私の布団に入ってきた。
おまけに、「もう大丈夫だから寝なさい」と寝かしつけようとすると、いきなりこう問うてきた。

「母ちゃん。どうしていじめは起こるの?」

普通だったら、ドキっとする質問ではあるが、とりあえず、寝ぼけ眼の母ちゃんは「はぁ~?」って感じ。もしや、「怖い夢」って、いじめ絡みかい? それとも君はいじめられているのかい?と夢うつつ思う。
寝ぼけながら返事したからほとんど何をしゃべったか覚えてない。
一つだけ覚えてるのは、
「何人もの人に誰かがいじめられていた時にさ、いじめられている子がかわいそうと思っているのに、『やめようよ!』って言ったら自分がいじめられるしな……って怖くて、友だちをかばってあげられなくなったら、一人ひとりがそんな風になったら、いじめって子どもの間でも大人の間でも起こるんだと思うよ」

なぜこれだけ覚えているかというと、言いながら、迷いがあったから。

「いじめられている子を見たら助けなさい」という助言は果たして「正しい」のかなあ、と不安だったから。
私自身はそれができたか?
胸に手を合わせたら、ごめんよ、今でも後悔しているような話しが中学時代にはいっぱいあるんだ。私は決して、勇気のある人間ではなかった。
えらそうに、息子には言えないよな、とも思う。

世の中に「いじめないように。そして、自分がいじめられないように」流の子育てがはびこる限り、やっぱりまずいと思うんだけどさ。「自分がいじめのターゲットになるのを恐れず、友だちを助けなさい」と堂々と言っちゃって良いのかな……。

などと迷いつつ、とりあえず、寝起きの悪い母ちゃんなので、寝ぼけた勢いで言っちゃった。

それから少し目が覚めた後、あれれ、私、何を言ったんだっけ?と振り返ったけど、覚えているのは上記のことだけ。
息子に「なぜ突然、いじめの話しなんかするの?」と探りをいれてみたら、「あのね、○○君とか▽▽君はね、『一緒に遊ぼう』の代わりに、『けんかしようぜ!』て言うの。それは、けんかじゃなくて、遊びなんだけど……」

しばらく息子は「あそび」と「けんか」の関係について説明をしてくれたんだと思うんだけど、ごめんよ、母ちゃんは途中で寝てしまったらしく、ちっとも覚えていない。
覚えてるのは、「それと、いじめと、どこでつながるんだろう……」という疑問のみ。
しかし、息子は「いじめ」という言葉をどこで、どんなイメージで、耳にしたんだろうか。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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