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記事54◆車イスの旅の達人、きーじーの記事

大好きな知人、きーじーとは、そうそう、この記事の取材で知り合ったのだったっけ。
本来期待されている取材とは少々違うわけで、社内で「運輸省担当が書く記事か?」と批判された時は、「バリアフリー問題は運輸省の担当です」と答えよう、と理論武装してたのでしたっけ。


■掲載年月日 2000年08月18日
■車いすで一人旅、やさしさに触れた
■--木島英登さん、ネットで体験紹介
■「障害者専用じゃなく、一緒に使える施設がいいな」
■36カ国の安宿めぐった木島さん、ネットで体験紹介

 車いすで陸路、国境を越え、アジアや中東、欧米など36カ国の安宿を泊まり歩いた――。そんな旅の体験を載せた大阪府豊中市の会社員、木島英登さん(27)のホームページが話題を呼んでいる。海外のバリアフリー事情も掲載し「障害者でも旅はできるんだ」と呼びかけている。

 木島さんは高校3年の春、ラグビー部の練習でせき髄を損傷し下半身まひになった。旅にのめり込んだのは、大学1年の時。単身渡米し、障害も個性だと認めてくれる米国で初めて、障害者であることを忘れた。そして、日本で「障害者」を意識するのは、人の目や設備不足など社会の側の理由からだと知った。
 「他国も知りたい」。でも、交通機関やホテル、トイレの事情など不安はいっぱい。ガイドブックも探したが、車いす向けの情報はなかった。「当たって砕けろ」と一人旅に出た。

 バスや飛行機、ホテルで「介助者が必要」と利用を断られたことも。「障害者は一人で行動しちゃいけないのか」と悔しい思いもした。でも、たくさんの出会いに勇気づけられた。ノルウェーのエレベーターのない安ホテルは「階段は担いであげる」と泊めてくれた。ドイツで馬車の乗車拒否に遭った時は、周囲の人が加勢してくれた。階段の多い観光地をあきらめかけた時、「君が観光できたら我々もうれしい」と一緒に回ってくれた人もいた。

 ホームページにはそんな出会いや体験のほか、世界各国のホテルや交通機関、トイレなどのバリアフリーの状況を掲載した。訪れた国で散髪することにもこだわって、各国の理髪店のユニークなリポートも。
 「要は心のバリアフリーが大事。障害を実感させられる施設は苦手です」と木島さん。「車いすの方が通ります」と派手なアナウンスが付く誘導。駅員を呼ばなければ使えないかぎ付きエレベーター。「障害者専用」を作るほど人々が助け合う機会が減っていく。

 「障害者専用ではなく、障害者も使える施設がいいな」――これが、36カ国を車いすで旅した実感だ。木島さんのホームページはhttp://www.tam.nada.kobe.jp/KIJI/


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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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